被災地の支援に出かける、の巻

年度末が近づいてきた3月下旬の祝日、私は能登震災の支援のために北陸へと出発しました。

災害対応の業務をするのは、これで2回目です。
前回は2019年10月、台風19号の被害を受けた栃木県にて5日間、災害廃棄物の処理に関してお手伝いをさせていただきました。(→2019年10月25日


そして今回は石川県の志賀町です。震災で被害を受けた家屋の解体等に関してお手伝いをさせてもらうことになっています。

今日はまず、現地までの移動です。

私は同僚と二人で午前9時過ぎに地元を出発しました。普通に走れば5時間で着く見込みでしたが、家を出た時点で小雪が舞っているという悪天候に、先行きに不安が過ぎりました。

目的地までのコースは、ざっと次のとおり。
長野(松本)→上高地 →岐阜(高山)→白川 →富山(小矢部) →石川県(金沢) →羽咋市 

さっそく、長野県に入ったところから本格的な雪に見舞われ、上高地から高山へと抜ける安房峠では路面も真っ白の状態となりました。

峠越えの時点で昼の12時になりましたが、食事どころではありませんでした。
ようやく高山まで降りてきて、1時間遅れの昼食です。
240320131534129~2
昼食は『めん処 さぬき』さんで、「力鍋焼きうどん」を食べました。マイルドな味で、とても美味しかったです。
昼食を食べようと店に入った時点では雪はやんでいました。

ですが、店を出たら雪が激しく降っています。
240320134039134~3

ここから富山を目指しました。視界は悪いです。
240320135600588~2

飛騨白川郷付近のPAの景色。
240320143549974
ほとんど車は走っていません。駐車場の白線も隠れてしまっています。

石川県に入ると雪は一段落しました。
240320164655039~2
海岸線を走ると、海の彼方でぼんやりと日没です。風が強かったですが、そんなに寒くありません。

宿泊地である羽咋市まで到達したら、雹(ひょう)が降ってきました。
240320175307742~2

雹は結構長い時間、降っていましたね。雪になったり雹になったり、の繰り返しでした。

夕飯はゴージャスに寿司です。
どうせ明日からは粗食になるので、今日のうちに贅沢しておきます。
240320191104691~2

さあ、明日から頑張りましょう。

松本ランニングフェスティバル余話

大会の記録証をWebで入手することができました。

20240316_記録 (2)

私の公式記録は
1時間33分3秒 でした。

昨夜の時点では、平凡な成績だなあ、と思っていたのですが、帰宅して調べてビックリ。
本大会を含めてこれまで出場した全26レース(棄権含む)の中で、4番目に良いタイムでした。

これは・・・ひとえに進化したシューズの賜物でしょうね。自身の実力ではないと思います。

さて、自宅のPCであらためてレース中のラップタイムについて精査してみました。

↓の表の計測タイミング欄の「自動」とは、GARMINウォッチがGPS機能によって自動的に1km通過を確認して記録したもの。
「自動」ではないもの(空欄)はコース上の距離表示を見て、私が手動で1km通過を記録したものです。

そして[(補正)]とは、GARMINウォッチが自動計測した1kmと、コース上の看板を見て手動計測した記録のズレを修正したものです。
例えば2km通過時、GARMINウォッチが自動計測した位置と「2km」の看板とで110mのズレがありました。
補正後の記録は、110mにかかった時間を加えて再計算してあります。

距離
ラップタイム
計測タイミング
1km
4分39秒
自動
2km
4分49秒
(補正)
3km
4分26秒

4km
4分35秒

5km
4分40秒
自動
6km
4分30秒

7km
4分31秒
自動
8km
4分46秒
(補正)
9km
4分19秒

10km
4分14秒
(補正)
11km
4分17秒

12km
4分25秒

13km
4分20秒

14km
4分29秒
自動
15km
4分29秒

16km
4分25秒

17km
4分27秒
自動
18km
4分31秒

19km
4分29秒
(補正)
20km
4分15秒
自動
21km
4分 7秒
自動
のこり
3分54秒


上表のラップタイムを合算すれば1時間32分54秒になり、公式記録よりも約10秒短くなります。
これはスタート直後にゲートを通過するまでの約10秒を換算していないからで、したがって最初の1kmのラップは、実際には4分50秒前後だったことになります。

でも、実際は違うのです。
GARMINが1kmを自動計測したとき、私はまだ1kmの看板まで到達していませんでした。
で、1kmの看板の横を通過した時、私はラップの手動計測に失敗したのですが、その時、時計は5分7秒でした。

これには焦りました。序盤だとは言え、5分を超えるタイムだったからです。
ショックを受けた私は少々ムキになり、次の1kmを結構急いで走りました。

気持ちが落ち着いたのは3kmぐらいで、以後は1kmを4分30秒ペースを何となく維持できました。

8km過ぎから速くなったことになっていますが、少し疑問ですね。そんなにペースアップしたつもりがないからです。

逆に、6~8km(2周目は15~17km)にスピードが落ちたのには自覚があります。1周目は、まだまだゴールまで先が長いため、少し自重したからです。
それに、2周目は疲労感が出てきて、足が前に出にくくなりました。

それでも遠目にゴールが見えた19kmからは必死にスパートをかけました。
前を走る人との間隔は縮まらず(およそ30m)、後ろからは足音が全く聞こえず、単独走になってしまいましたけど、記録で確認してみるとそれなりに頑張っていたようです。

ただし、最後の最後でゴールであるドームの外周をぐるりと一周させられた時には、少し気が遠くなりました。


<そして翌日もジョギング>
大会が終わった後、私は合流した親族4人で松本市内の温泉旅館に泊まりました。

旅館の部屋には露天風呂が付いていました。なかなか気持ちが良い風呂でしたね。
240316152620620 (2)

翌朝(と言いますか、今朝のこと)、私は悩んだ末にジョギングに出ました。
足が筋肉痛だったので、少しほぐそうと思ったのです。

ところが元々は予定していなかったので、周辺の地図が頭の中に入っていません。
適当に5kmくらい走ろうと思って宿を出たものの、はてさて、どの道を走るべきかを考えていませんでした。

結果、私は丘陵地を登って山奥へと進むという、激坂トレーニングをする羽目になりました。
240317070517750 (2)

とりあえず、「何とかダム公園」なる公園があるらしいので、そこをゴールに定めて坂を登ります。

ようやく到達した公園は、よく見れば公園なのですが、雑木林のようにも見えました。
240317070834870 (2)

昨日と打って変わって、冷たい風がビュービュー吹いています。気温は低くありませんが寒いです。
その寒さが影響したのか、GARMINウォッチの操作を誤ったため、旅館への帰り道の半分以上が未計測となってしまいました。


ところで、ジョギングの途中で飲泉場所を見つけました。
240317065214082 (2)

観光名所というよりは地元の方の憩いの場なのでしょうか。


再び駒ヶ根を走った年末

2023年最後のストレス発散で、一泊温泉旅行に行ってきました。
行き先は長野県駒ヶ根市。先月(11月)に行ったばかりの場所、しかも同じ旅館への旅です。

旅館は『季澄香』(ときのすみか)さん。とても食事が美味しかったので、一か月という短期での再訪となりました。

旅行をすれば、お約束の旅ランです。
つい一月前に走ったばかりなので、あらかじめコース設定ができました。全く同じ道を走るつもりはなかったので、未知の道路は事前にGoogleのストリートビューで風景を見ておきました。

午前6時40分、スタートです。
DSC_0017 (2)
旅館の前庭には雪が残っていました。道路がこんな状況ではとても走れませんが、雪があるのは日当たりの悪いところだけのようです。

まずは500mくらい坂を登って、駒ヶ根橋を渡りました。
DSC_0019 (2)
中央アルプスは山頂部に雲がかかっていて、よく見えません。その代わりに月が見えました。
気温は0℃前後です。やや風が吹いていて、おそろしく寒かったです。

橋を渡ったら、駒ヶ根市ではなく宮田村になります。ここから3kmは下り坂です。
DSC_0021 (2)
2車線の広い道路のすぐ横を川が流れています。結構な水量ですね。大雨の時には道路に溢れ出るのでしょうか、ちょっと心配になりました。

4km過ぎからは街中の平坦な道をしばらく走ります。
7時を過ぎ、中央アルプスの山頂に陽光が差してきました。ですが下界はまだ日の出ではありません。
DSC_0023 (2)
明る照らされた雲の上には月が見えていて、結構神秘的な眺めです。

ここから私は、前回のジョギングよりも遠回りして、7km前後で山に向かって登り始めました。
登り始めると、宿に戻るまではほぼずっと坂道です。自ずと気合が入ります。
DSC_0025 (2)
7時20分過ぎに南東方向に太陽が見えてきました。中央自動車道を潜った直後なので7.5km付近です。
登り坂がきつくて、やや疲れ気味です。

それから10分後、9km付近です。
すっかり明るくなりました。
DSC_0028 (2)

その後、光前寺前の道路を進んで最後の急坂を登ると、旅館までは日当たりの悪い道を進んでゴール。
10.9kmを走りました。
ラップタイムは[4分57秒/km]で、前回よりも1km平均で10秒も速くなっていたのには驚きました。
まったく同じコースではないので比較はできませんが、明らかに前回よりも筋肉を使った実感がありました。
意識して速く走ったわけでもないのにラップタイムが10秒も違うのは、おそらくコースに慣れていたことが理由でしょう。出口(ゴールまでの行程)が分かっていないときは、どうしても加減してしまいますからね。

旅館にあった観光案内地図で、本日のコースを復習です。
DSC_0034 (2)

帰りがけに駒ヶ根橋から中央アルプスを臨むと、雲が無くなっていました。
DSC_0030 (2)


さようなら、駒ヶ根。
次はいつ訪れるのでしょうか。

思いがけない2ヶ月連続の旅ラン

思いがけないことで、先月に続いて温泉旅行に出かけました。

100%レジャーという訳ではありません。家族の関係でとても大事なイベントがあり、岐阜県土岐市方面に出かけなければならなくなったのです。

このところ仕事が忙しいというか、仕事で精神的に疲弊しているので、土日はベッドの中に引き籠っていたい気分なのですが、イベントとなればやむを得ません。

土曜日(12月9日)午前7時半に家を出た私は、午前11時に土岐市駅で家族と合流し、ちょっとばかり観光をしてから旅館にチェックインしました。

宿泊したのは岐阜県御嵩町にある鬼岩温泉にある『了山』さんです。

せっかくなので、日曜日(12月10日)は午前5時45分に起床して、ジョギングに出発しました。
いよいよ冬ですね。寒かったです。

DSC_4693 (2)
ストレッチをしながら日の出を待っていたのですが、その気配はなし。のんびりしていると朝食の時間前に温泉に入ることができなくなるので、私は6時20分に宿をスタートしました。
上空には上弦の月と、その上には金星が見えました。

事前のリサーチ不足で、どこを走っていいのかが分かりません。
とりあえず、宿から東に向かっていけば湖があるらしいので、そこを目標としました。
DSC_4696 (2)
実際に私が走った道は「鬼岩木曽川街道」という細い道でした。
何はともあれ、[松野湖]を目指します。

部分的にはこの程度の広さなのですが、コースの大半はもっと狭かったです。
DSC_4698 (2)
画像では分かりにくいですが、急坂(登り)です。

2.5kmほど登っていったら、湖がありました。
DSC_4699 (2)
霧が出ていていい感じの景色なのですが、これは天然湖ではなくダム湖でした。
この湖の反対側まで回れば、その先に旧中山道があると推察しましたが、とてもそんな長い距離を走っている時間がありませんので、登った道とは違う道を下りていきました。

DSC_4701 (2)
途中の標識。

DSC_4702 (2)
標識があった辺りから激坂(今度は下り)が待っていました。

6kmほど走って、宿の近くに戻ってきました。
DSC_4703 (2)
『了山』さんが建っている付近には温泉公園の看板がいくつかあるのですが、どこが公園なのかがさっぱり分かりません。
↑の道も、川沿いにベンチがありますけど管理されていませんね。

全体的にひなびた温泉街です。「ひなびた」と書くと風情があるみたいですけど、廃墟となった建物が散見され、さびれていましたね(了山さん自体は良い旅館でしたが)。

私は6.6kmを走りました。
山を登って下りたのでラップタイムは[5分10秒/km]でした。途中で道に迷ったので、タイムは参考になりません。

<動物たち>
1日目の昼食は蕎麦屋さんでした。
十割そばを満喫した後、駐車場に戻ったら、私の車の下で猫が休んでいました。
DSC_4681 (2)

昼食後、多治見市内にある永保寺庭園を散策していたところ、池にアオサギがいました。
DSC_4682 (2)
このアオサギは人に慣れているのか、全然逃げませんでした。

近くでまじまじと観察してみると、あらためてアオサギがデカいことに驚きました。

中央アルプスへの旅とジョギング

この週末は長野県の駒ヶ根高原に旅行をしてきました。

旅の目的は中央アルプス・宝剣岳の千畳敷カールです。

DSC_4604 (2)
写真技術に関して素人の私が撮っても、それなりの迫力が出るほどの素晴らしい景色!
足元は20cm以上の深さの積雪があり、気温も氷点下でした。

東南方向に目を転じれば、自宅からは西に見える南アルプスが東に見えました。反対側に来ていますから当たり前なのですが、驚きなのは富士山まで見えたことです。
DSC_4605 (2)
↑の山脈のほぼ中央に小さい突起物として映っているのが富士山です。
それにしても良い天気でした。


宿泊したのは、駒ヶ岳ロープウェイに接続するバスセンターの近くにある『季澄香』(ときのすみか)さんという温泉旅館です。
DSC_4623 (2)

温泉に漬かってのんびりして、翌朝は6時30分からジョギングに出ました。
旅ランとなれば、いつもなら6時前に出発するところ、今日は30分遅らせました。東側に南アルプスがあるので、日の出時刻が遅いと想定したからです。


旅館を出発した直後の中央アルプスの風景(日の出前)。
DSC_4626 (2)
画像中央を流れているのは大田切川です。

私は完全な冬装備で出発しましたが、想像以上に寒かったです。
前日の千畳敷カールの観光の方がまだマシでした。あっちは強力な防寒ブルゾンを着ていましたから。
ジョギングでの冬装備はせいぜいが上下起毛のコンプレッションシャツ&タイツだけ。それにニット帽とネックウォーマー、そして手袋ですか・・・。

足首と両手の指先が凍えました。風はありませんでしたが、気温は1℃くらいだったんじゃないですか?
ちなみに旅館の標高は850mくらいでした。

コースはざっと、4km下り、2kmは平坦、4km登り、というもの。標高差はおよそ200mで、かなりキツイコース設定ですね。

下り坂を走っている途中、公園らしき敷地に人影、ではなくクマ影を見かけ、私はぎょっとしました。
DSC_4628 (2)

本州にはツキノワグマしかいないはずなので、「茶色のクマなんているのか?」と、おそるおそる近づいてみると・・・。
DSC_4629 (2)
動かないクマさんでした。

4km下って、比較的平坦な道を走っていると日の出となりました。
DSC_4632 (2)
陽光を浴びる中央アルプスです。

6km過ぎからはずっと登り坂でした。
もはやスピードを気にするレベルではなく、必死に坂を登ります。
DSC_4635 (2)
7.3kmでのアルプスの景色。登りが続いていて、気持ちが折れそうでした。
初めて走る道なので、どこまで登り坂が続くのかさっぱり分かりませんでした。

終盤で通過した駒ヶ池。
DSC_4640 (2)

結果、私は10.2kmを走りました。ラップタイムは[5分9秒/km]でした。
旅ランではスピードはあまり気にしません(途中、砂利道も走ったし…)。

中盤で手袋が引っかかったのか、数百mくらい計測が止まっていたので、実際はもう少し長い距離を走ったものと推測されます。

宿に戻ったら、部屋の風呂に入りました。
DSC_4611 (2)
『季澄香』さんには大浴場はありません。客室の風呂のみです。
浴室には床暖房が効いていて、とても快適でした。


帰りは光前寺に立ち寄って、早太郎の像をお詣りしてきました。

楽天市場
ギャラリー
  • 被災地から戻ってきて、最初のトレーニング
  • 被災地から戻ってきて、最初のトレーニング
  • 被災地から戻ってきて、最初のトレーニング
  • 被災地支援の夜を走る(その2)
  • 被災地支援の夜を走る(その2)
  • 被災地支援の夜を走る(その2)
  • 被災地支援の夜を走る(その2)
  • 被災地支援の夜を走る
  • 被災地支援の夜を走る
プロフィール

ロヒシト_カナ

45歳からジョギングを始めました。
それまでの運動歴はほとんどありません。

ベストタイム
◇10km
42分53秒(2015)
◇ハーフマラソン
1時間31分39秒(2015)
◇フルマラソン
3時間18分30秒(2019)

アーカイブ
  • ライブドアブログ